お知らせ

  • 2023/12/02
  • 木村専務の塗装こばなし
産業廃棄物削減の一環:マルチメディア・ブラスト工法の採用

今回は、塗装する前に行う、下地処理工程の1つのケレン作業の工法についてご紹介します。

当社では、橋梁メンテナンス等の1種ケレンに、「マルチメディア・ブラスト工法🄬」を採用しています。

マルチメディア・ブラスト工法🄬とは?

環境にやさしいブラスト工法

研削材を鋼材に衝突させて、旧塗膜やさびを除去するブラスト工法。

通常のブラスト工法では、使用した研削材と粉塵(旧塗膜、サビ)を分離することが難しく、全て産業廃棄物となっていました。
研削材が1回限りの使い捨て状態でした。

マルチメディア・ブラスト工法🄬では、ブラスト作業後(または同時)に、研削材と粉塵を回収します。
回収物は分離・回収タンクに集められ、研削材と粉塵、ゴミを分離します。
この一連の流れがマルチメディア・ブラスト工法の良い点の1つです。

そのため、ケレン作業で排出する廃棄物が、基本的に粉塵と少量のゴミとなり、大幅な産業廃棄物削減につながります。

 
 

工期の短縮に貢献する最大4人でのブラスト施工

通常のブラスト施工は2人まで、というのが一般的ですが、マルチメディア・ブラスト工法では、最大4人(4ノズル)での施工が可能です。
しかも、各ノズルが独立制御のため、各作業者の作業ペースを乱しません。

つまり、工期の大幅な短縮が実現でき、結果としてコストダウンにも繋がります。

 

 

研削材を選ばないブラストシステム

研削材は、金属系と非金属系という種別があります。

従来、工事現場では非金属系、工場では金属系、と研削材によって施工できる場所が限られていました。

マルチメディア・ブラスト工法は、研削材を選ばないブラストシステムのため、ブラストが必要な場所に、適材適所の研削材の選定が可能です。

 

 

新しい、保護されている工法

マルチメディア・ブラスト工法🄬は「特許」を取得しています。
【特許:2021-172495】

NETIS認定(開発した技術が実用レベルに達している証)も登録しています。
【NETIS:QS-210066-A】

こちらの工法を取り入れることで、SDGsのゴール12「つくる責任、つかう責任」に向け、廃棄物削減を推進します。

 

パンフレットはこちら↓

 

 

当社では積極的に新しい技術を取り入れていきます!

スタッフの技術の向上と合わせて、どんどん新しい技術を取り入れていきます。

立ち止まることなく、新しい塗装屋を目指して!

  • 2018/10/27
  • 木村専務の塗装こばなし
環境配慮型ブラスト施工

こんにちは。

当社の施工について、

これから色々と掲載していきますので宜しくお願いします!

 

初回となります今回は、環境配慮型ブラストのお話しをします。

 

様々な面で環境問題が騒がれるようになった昨今、橋梁塗装でも環境に配慮した施工方法が選定されてきています。

その工法の1つとして、環境配慮型ブラストがあります。

当社ではこの工法で何度も施工を行ってきました。

 

特徴を簡単に申し上げますと、

橋梁塗装での1種ケレンは、(オープン)ブラスト工法によって既存塗膜を完全に除去する方法が主流となっています。

しかしながら、ブラスト工法で使用した研削材が産業廃棄物として大量に発生してしまう事が、問題となっていました。それを解決する工法が環境配慮型ブラストです。

環境配慮型ブラストは、1度使用した研削材を回収した上で、再利用できる物とそうでない物とに分別し、再度利用する事で産業廃棄物の量を大幅に削減できるというのが大きな特徴になります。

一方、大掛かりな機材の設置や施工費用がかさんでしまうデメリットがありますが、間違いなく環境問題が提起されている現代では必要な工法の1つとなっています。

 

環境配慮型ブラストをご検討の企業様は、是非当社にご用命頂ければと思います。

 

 

住宅リフォーム事業者団体